初瀬明生と小説とKDPと

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新作「Fire marks」初稿完成

Fire marksの初稿完成しました。

 

いやあ長くなりました。文字数は9万字弱。短編のつもりが中編くらいになってしまいました。

……というわけで、前回告知した2編構成というのは止めにします。これ以上書いたら20万字近くになってしまうのでまずい。前回告知した「霧雨の降る中で」は、またの機会ということになりました。

ですが値段は当初予定していたとおり100円のままです。無料キャンペーンもいつもどおり行います。お気軽にお買い求めください。

 

これからの予定としては、ひとまず今日ざっと見直して齟齬がないかを確認し、2週間ほど寝かせてそこから推敲という形です。早ければ5月末、遅くて6月上旬でしょうか。そこまで時間は掛からないと思います。

 

さて、今回の内容を説明する前にまずタイトルの「Fire marks」の説明をしなければならない。

これはそのまま読んで「焚き火跡」という意味になります。これが今回の事件と関わりを持つこととなるのですが・・・。

ちょっと非現実を入れたミステリーとなっております。あんまり凝ったミステリー要素はなく、比較的簡単なものです。難しいロジックはありません。変なクセがないオーソドックスなもので勝負します。しかし主人公はともかく、若干名のキャラクターのクセが強い!(ノブ)

 

今回の物語の主人公は、二人の高校生。一人は普通の男子高校生で、一人はヤンデレ入ってる女子高生。この二人で謎を解明していきます。

 

ヤンデレ×女子高生×探偵って商業にあるのだろうか・・・あったらまずいなと思いながら書きましたが、まあ被ったら被ったでいいのです。探偵とは書きましたが、この

女子高生が最後まで敵なのか、はたまた味方なのかはわかりません。

 

 

今回の物語のキーワード

焚き火跡

ヤンデレJK探偵

ちょっと非現実な現象

 

今回の情報はここまで! お読みいただきありがとうございました。

止まない霧の表紙を変更しました。

私のセルパブデビュー作品「止まない霧」の表紙、内容一部を変更いたしました。

 

 

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中身については、誤字脱字や重複表現などを削っただけですので本筋は変わりません。見直すと「~ということ」や「そして」がやたら多いなという印象がありました。四年前の作品だし、仕方ないね。

 

どうして今になって表紙を変えたかといえば、この頃ちまちまと売れているからという単純な理由です。そのことに気づいたのが今年の一月くらい、新作を書き進めている真っ最中でしたので、新たに作り直すのに時間が掛かりました。

 

いや、この作業を通じて表紙作りに四苦八苦していた時期を思い出しました。これからも表紙を直せるものは直していきたいですね。特に昔の作品は手作り感が半端ない。特に「赤の軌跡」とか、「Fと成り得る者」とかすごく懐かしい。

自分で直せるところは直したいのですが、ヴィランズみたいなラノベチックなやつはちゃんとした所に頼みたい。デザイン的な意味で。目指せ、印税のみで表紙作成依頼。

 

まあひとまずは自分で直していきます。この年月の間に、素人ながらも色んな技術を覚えていったんだなと思う今日この頃でした。

 

 

止まない霧

止まない霧

 

 

次回作は短編。しかし表題作は決まらず

「Closure World」を発売してしばらく経ちました。セールスは、自分の中ではまあ順調な方ではあります。

ただ、スケジュールがぱっつんぱっつんで、色々と販売直後に手間取ってしまったのは申し訳ありません。やっぱり小説は余裕持たせて作らないと駄目だなと思う今日この頃。

 

 

さて、次回作はタイトルにもあるとおり、短編です。いつものように短いのを2編入れて100円あたりで売ろうと考えています。文字数によっては値段が前後するかもしれません。

 

しかし表題作をどちらにしようか決めかねております。タイトルもあらすじも決まっているのですが、まだわからない。

 

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「霧雨の中で」

 

カジノ巡りが趣味の青天目一郎と志水慎吾が、大学の夏休み中に登山をする。しかし運悪く遭難をしてしまう。宵闇を進みながらも、辛うじてログハウスのある広場を見つけて避難をした。しかし、

 

そこで男が首を絞められ殺されていた。

 

麓まで下りるには食糧も体力も尽きている。一晩泊まらないと友人も迎えに来ない。殺人鬼のいる状況の中で一泊せざるを得なくなった。
そんな中、さして推理力もない彼らが取った行動は、四人の容疑者たちにBETを行うことだった。

 

 

「fire marks」

 

これはある男の罪の話。心の奥の奥に、黒々と残った話。

 

A町に住む八坂茂は、町の中心にある小高い山から煙が立ち上るのを小さい時から見ていた。しかし家族、男友達に話しても、誰も見えないという。ずっと気には掛けていたのだが、ある日、地域交流掲示板という存在に気づき、そこで例の煙について書き込んでみる。するとある人が同調してくれて、会おうと提案してくれた。会ってみると、少女、金内鳴海だった。

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短編はこの二つです。どちらも一応はミステリーですが、どちらかと言えばホラーものに近いかもしれません。後者の方はたぶんヤンデレものになるかも。どちらにするかは、また後日に決めましょう。

 

 

次の新作は上の短編になるのですが、これからの展望が全く見えません。正直長編を書くのは疲れたし、ちょっと思うところもあるしで、しばらくは長編を控えようかなと考えております。短編をこのまま書き進めるか、期間を空けて休むか。去年のようなハイペースで書いてもしょうがないし、もうちょっと時間をおいて一つのものに集中しようと思います。

 

 

次回作は六月くらいを予定しております。

それまでは「Closure World」を読んでください!

  

Closure World: 山形県と仙山線しかない世界

Closure World: 山形県と仙山線しかない世界

 

 

「Closure World:山形県と仙山線しかない世界」2/27~2/28まで無料キャンペーンを行います

ようやく終わりました

 

ずっと静かにしていましたが、無事昨日入稿しました。表紙が思った以上に手間取りましたが、なんとか二月中には出せました。

 

無料キャンペーンは、正確には2/27の午後5時~3/1の5時までとなっております。つまりは明日の午後5時から始まります。二日間です。

 

 

表紙や本文がちょっと直している部分があるので、今回はURLを乗せません。

ええそうです。

出した後に添削力が上がるあれです。今日中には直して明日お披露目するので、今回はただの告知だけに留めておきたいと思います。

 

 

一応あらすじだけは乗せておきます。

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通称「生き浸かり」を趣味とする瀬見翔馬(せみ・しょうま)は変わった世界にいる。オレンジの壁に囲まれた山形県だ。彼だけは壁に阻まれ、他の者は全く存在しないようにすり抜けて外へ出られる。彼はその閉じ込められた世界で、不思議と疑問を抱かず、かと言って完全に納得することもせず、日々を悶々と過ごしていた。

そんなある日、彼のアパートに小谷野真理(こやの・まり)という女性が訪ねてくる。彼女はいなくなった兄を探していた。話を聞くと、家財道具一式を売り払い、一切誰にも相談することなく失踪したという。小谷野真理が好みというひどく俗物的な理由で、一切合切を捨てるように消えた兄の捜索を手伝うことになった。



村山地方山形市で活動するその二人の一方で、山形県の各地には、ある目的をもって行動する五人がいた。

妻との思い出の地へと向かう男と、自分の父に会いに行く男は、庄内地方酒田市へ。

とある理由で家を離れることになった男は、最上地方尾花沢市銀山温泉へ。

キャバクラ嬢を引き連れ復讐に走る男は、置賜地方米沢市小野川温泉へ。


やがて全ての事象は交錯する。閉じられた世界に生きてきた瀬見は、失踪事件を追う過程である事件へと巻き込まれていく。何が起こったのか、何が真実なのか・・・。

 

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自身が住む山形県をこれでもかと舞台にしまくっている作品です。ミステリーであり、謎解き要素も何段階もあるものとなっております。

 

明日からは宣伝していきますので、DLお願いします。今回は宣伝は抑えめにします。

山形県と仙山線しかない世界より⑥ ~表紙作成と原稿見直しと~

表紙作成中。

 

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人は線を整える、服のしわを入れる、表情を入れる、手を入れるくらいで完成です。変に精巧な人のイラストを描くつもりはありません。

 

ここにあとはフォント、なにか背景にアクセントも付けたいところですが、一番悩むのは配色ですね。フォントの種類、レイアウトなんかも素人なので心配なところはある。

 

そこで図書館から色々借りてきました。

・いちばん面白いデザインの教科書

・魅せる日本語のレイアウト

・配色共感マップ

 

めぼしいものはこれくらいかなと。

いやあ読むと気づかされることがあります。今までなにも考えず表紙を作っていたんだなって。

 

グラフィックデザインの配色は、調和からくる安心感と対比からくる緊張感のバランスを考えなければならない。

 

ただネットで情報を集めるだけで知るのは無理だったと思います。なんかふわっとしたイメージがしっかり言葉にされた感じ。これは大事。

例を挙げていろんな表紙や配色が紹介されてるのもいいですね。全てにおいて言われているのはバランスでした。それを崩すのもまた一興なのですが、基本はバランス。決まった法則があり、きちんと学問が成り立つ理由がわかります。いや、本当に今まで何をしていたんだという話。

もちろん短い時間で全てを吸収するのは無理ですが、なんとか表紙を形にしたいです。

 

これを機に過去作の表紙を考えるのもいいかもしれません。まずは「止まない霧」ですね。ちょっと表紙が残念ですし、最近ちまちまとダウンロードされているので直さないとなと常々思っておりました。これを直すのは、新作を出版してからです。

 

新作は二月末に出します。よほどのミスでも見つからなければその時に出します。ぜひ楽しみにしてください!

山形県と仙山線しかない世界より⑤ 初稿が完成したという報告

ようやく新作の初稿が完成しました。計28万字。くぅ~疲れました。この三日間で2万5千字書いた辛さを私は忘れない。

 

いつ出版するのかはまだ未定です。表紙次第、推敲の進み具合です。

ただ、推敲に関しては書いている間もしていたので、こちらの方は早く終わるかもしれません。問題は表紙…!こちらは悩ましい。

 

推敲、見直しの方向としては、まず推理に瑕疵がないか、説明ばかりで話が冗長してないか、などを中心に見ていきます。がんがん削ってやります。

今回はプロットの時点から今までのものとやり方を変えました。簡単に言えばより精緻に組み立て、物語の流れなどを意識して書いたのです。ここら辺を失わないように気をつけたい。エンタメ性は保っていきたいのですが、これは蓋を開けてみなければ、第三者の目がなければわかりません。もちろん誤字脱字も頑張って取ります。

 

 

できれば二月下旬に出したい・・・。もしかしたら三月上旬になるかもしれない。二月中に出せるように頑張ります!

『このセルパブがすごい! 2018年版』を読んでの感想。

先日発売されました 『このセルパブがすごい! 2018年版』を読みました。

 

このセルフパブリッシングがすごい! 2018年版

このセルフパブリッシングがすごい! 2018年版

  • 作者: 『このセルフパブリッシングがすごい!』編集部
  • 出版社/メーカー: 『このセルフパブリッシングがすごい!』編集部
  • 発売日: 2018/01/29
  • メディア: Kindle
  • この商品を含むブログを見る
 

 

 

いや、まず一言目に申し上げたいのが藤崎さんパねえということ。インタビューの熱量が半端ないのだ。読んでみればわかりますが、完全にランキング作を読み込んでいる。質問の仕方とか、完全に内容を理解してなければできないものばかり。もう最高のインタビュアーではないですか。

 

自分もこの企画には参加しており、少しでも盛り上がればいいなと微力ながら投票とコラムを送りました。そこあたりに書き切れなかったことを今日は書いていきたいと思います。

 

2017年は特に三人の台頭が印象的でした。

 

まずはランキング1位 『カドルステイト物語』の守下尚輝さん

ランキング4位 『桜七』の小野寺秀樹さん

ランキング13位 『オカルトトリック』の八槻翔さん

 

もうこの三人の名前は去年一気に広まりましたね。売り上げがお三方ともとんでもないことになっているから、知っている人もかなり多いでしょう。

このお三方を見ていると、読者って普通に多いんだなという単純な感想が持てます。やはり内容と表紙のクオリティ、ないしプロモーションが成功すればここまで行くという証明はされました。その希望と、ここまで行けるわけないわいやべえや、という危機感の混在した何とも言えない2017年。

 

個人的には、八槻さんの天空城殺人事件は入って欲しかった思いがある。作者一作品までと勝手に決めていたので、今回は上の作品のみに投票したのですが、ランキングに入ってはいいんじゃないかなと。売り上げ=ランキングになんて絶対になってほしくないのですが、読み専や読者の方がもっと投票してくだされば、ランキングには入ったんじゃないかなと。もう一度言いますが、売り上げ=ランキングになれなんて願望はありません。

 

 

 

なんやかんやと言ってきましたが、最後に一言だけ申し上げたい。

 

 

このセルパブがすごいで読みたい本に出会ったことです。

 

 

これだけは声を大にして言いたい。

 

何の作品かといえば、それは水瀬はるきさんの『銀幕の声』です。

 

推しパブの熱意が伝わりました。というか、ジャンルがおそらく似ているためこれは読まねばという気がもりもり湧いてきました。去年目に触れなかったのが不思議なくらいでした。これはもう新作が一段落ついたらすぐに読みます。

 

 

銀幕の声(上) (陽水樹文庫)

銀幕の声(上) (陽水樹文庫)

 
銀幕の声(下) (陽水樹文庫)

銀幕の声(下) (陽水樹文庫)

 
銀幕の声(中) (陽水樹文庫)

銀幕の声(中) (陽水樹文庫)

 

 

 

 

最後には色々と藤崎さんの思うところも聞けましたね・・・。投票については思うところもあるのですが、大したものでもないしまた何行も割いてしまうしここらへんでお開きにしましょう。

 

 

みなさんもぜひ、この本を読んでみてください。願わくば、惹かれる本にみなさまが出会うことを。