新作の初稿が完成しました
タイトルのとおりです。文字数はしめて23万。
さて、新作はとある事件を巡るお話。
魔法が使えるファンタジー世界に突如現れた勇者一団。彼らが訪れた街では、必ず殺人事件が増えるという。その原因を突き止めるべく動く記者と謎の女性。なぜかその助手を勤めることになる奇術師たち。事件に巻き込まれる女給士、盗賊、殺し屋、酒場のマスター、教師などなど、様々な思いと展開が交差する群像劇となります。
ファンタジーと群像劇は前に作った『ヴィランズ』と形式がほぼ似ていますね。作ってて大変でしたが、とても楽しかったです。
初稿は完成しましたが、ここからがとても長い。一応の制作過程を並べてみると
- 素読み(展開を重視して可読性があるかどうかの確認。簡単な矛盾がないかの確認。あとは削れるところはバンバン削る)
- 時系列の整理(表作成をして、この時間どこで何をしていたか。いつその情報を持っていたかの整理)
- ひたすら誤字脱字と、矛盾がないかのチェック
1は単純に原稿をさっと確認して、とにかく流れ重視で読み進めていきます。
2の表はEvernoteというアプリを使用しています。そこで表のテンプレートを用意して、一行ごとに登場人物たちの情報を整理していく形。いつか紹介したい便利なやり方です。
1、2は多少繰り返し確認してすぐ終わると思いますが、3がとにかく長い作業になります。見直しては期間を置いて見直しては期間を置いての繰り返しになるでしょう。ここから1、2ヶ月はじっくりやりたいですね。あと表紙は自作しているので、この作業の傍ら息抜き程度にちまちま描いています。クリスタと板タブばんざい。
早ければ10月、普通で11月くらいに出せればいいなと考えています。ファンタジーと探偵と群像劇という変な組み合わせではありますが、面白くなるように頑張りたいと思います。
タイトルはすごくシンプルに『勇者×探偵』
それではまた。