初瀬明生の創作部屋~Making Story~

電子書籍ストアに自作の本を出しているセルパブ作家が、その小説に関することや、何気ない日記を載せるブログです

カクヨム作品レビューその2 踊るキグルミ【短編集】

カクヨム作品レビューその2です。理念的なものはこちらから

カクヨムの読み専始めました - 初瀬明生の創作部屋~Making Story~

 

 

今回のミステリーのタイトルは「踊るキグルミ」

 

ミステリーを探していたら、タイトルと紹介文で惹かれてしまって読んだ作品です。

 

 

カクヨムのミステリーはデスゲームとか、あんまり軽すぎるノリの殺人事件とかが多かった。そんな中、きちんとしている印象を受けました。

殺人の起きないミステリー(死人はでますが)です。雰囲気でいえば・・・大学が舞台だから北村薫の「冬のオペラ」? いや、あれは殺人がありますし、さすがに違うかな。心霊探偵八雲とも違う。


というのも、キャラ的に異端者扱いされている登場人物がいないのです。主人公が普通というのはありますが、探偵役が常軌を逸脱した変人というわけでもないのです。

 

そういった強すぎるキャラがいないからこそ、今回の事件の異様さがさらに浮き出てくるのではないでしょうか。だって着ぐるみと毎日すれ違うんですよ。しかも奇妙な踊りをするんですよ。そんなのが日常であったらめちゃくちゃコワイですね。

 

舞台は大学で、オカルトチックな事件を解決していく短編の作品。しかしその裏には、意外な事実が。伏線も張ってあるし、きちんとしたミステリーとしてお読みいただけます。

 

短編が二つ、更新中のものが一つとなっております。残る短編が「死んだ子供からの手紙」、更新中のものが「スライムに食べられた男」です。

 

このタイトルに惹かれたら、ぜひ読んでみてください。

 

kakuyomu.jp