初瀬明生と小説とKDPと

Q.KDPとは? A.Kindle(電子書籍ストア)に自己出版できるサービスの事だよ!

プライスマッチと無料キャンペーンDL数の比較をしてみた

寵愛の館という作品で、プライスマッチを使って早一ヶ月が経ちました。プライスマッチとは、他のストアでの最安値に合わせてくれるkindleのサービス。それを使い、上巻だけを常時無料にしました。

そして「赤の軌跡」無料キャンペーンを行ってから数週間ほど経ちました。時期的にちょうどよく売り上げの推移が見れるようになったので、ここで両者の比較を行ってみたいと思います。

※集計対象、赤の軌跡無料キャンペーン中の無料ダウンロード数、寵愛の館上巻発売日から今までの総DL数

赤の軌跡352DL 寵愛の館上巻164DL

無料キャンペーン>>>>>>プライスマッチ常時無料という結果に!!

正直驚きました。常時無料の方が何倍と期間が長いのに、五日間しか行われなかった無料キャンペーンの方がはるかに数値が上回りました。

ここからは勝手な個人的な分析です。

どうして常時無料より期間限定の方が二倍以上の売り上げを残したか。

それは宣伝力だと思います。

無料キャンペーンで利用させていただいたのは以下のサイト様です。

電書ちゃんねるプラス:KDP/KWL作品のセール/無料キャンペーンの告知を募集中!

kdp名鑑に投稿機能&カレンダー機能を実装しました

そして後日気づいたのですが、きんどうさんのサイトにも取り上げていただきました。

無料キャンペーン中に三つのサイト様に取り上げていただきました。

この状態を本屋で例えて言うなら、目立つ場所に作品を置かれたという感覚でしょうか。そうすれば多くの人の目にとまり、ダウンロードしてもらえるというものです。

反対に常時無料の方を見てみましょう。こちらの宣伝方法は自分のブログしかありません。他のサイトでは、常時無料の作品を宣伝する場所は残念ながら見つかりませんでした。(ただ、新刊を宣伝する場所があれば話は別かも)

見つからなかったため、個人のブログのみで宣伝しました。

上にあげたお三方に比べたらクソみたいなPVのブログです。本屋でいうなら、端の方でひっそりと置いてあるのと同じです。

要するに言いたいのは、宣伝力が全く違うということです。ただ、PVが多い、元々人気のあるKDP作品を書く作家さんならプライスマッチの常時無料は効果があると思います。

僕のような知名度のない人には、無料キャンペーンで他のサイトの方に取り上げてもらった方がはるかに宣伝できるでしょう。

そして多くの人に読んでもらう→レビューを書いてもらう→有料時でもそれを見て買ってもらう。

という流れが一番理想的ですね。(もちろん現実はそんなに甘くはないのですが)

この結論を以て、二つの価格設定の比較を終わります。

※もちろん作品が違うこともあるので、あくまで一結果として捉えてください。

以下余談

無料キャンペーン乱発はもちろん避けましょう。ちゃんと計画したもの、もう売れる見込みのない過去の作品などを対象にするべきです。あとは上巻無料、下巻有料とする場合のみか。

待ってれば無料になるという印象を持たれかねないので、無料キャンペーンもほどほどに。