推敲上達への道 「個人作家の校正担当は数週間後の自分」
新作を書く度に添削や推敲といった作業が何回も繰り返されて、嫌になっていきます。ですが大切な作業です。この記事では自分の推敲の方法を紹介したいと思います。
僕がやっているのは大きく分けて二つ。
①期間を置いて作品を見る。→作品の流れや会話の矛盾の修正が目的。
②間を置かずに作品を見る。→誤字脱字の修正が目的。
二つでそれぞれ目的は違います。もちろん①で②も賄えればいいのですが・・・。
とりあえず①からの説明。
一番理想的なのは数週間ほど置くことでしょうか。時間があれば、ですが。
個人作家の校正担当は、数週間後の自分だけである。
と、もっともらしい格言を作ってみました。
数週間というのがミソです。数日だと少し足りないかも。もちろんそんな時間に余裕のある締め切りもあるかわかりませんが。
(もちろん知り合いや家族に見せられるならそれが一番いい方法ですが)
一週間以上空くと、本当に自分が書いたのかわからなくなってくるのです。いやほんと。
その状態になったらもう儲けものです。ある程度は新鮮な目で自分の作品を見ることができます。物語の流れやつじつまが合わないと思う会話を見つけるのはこれが最適です。
空いた時間は他の小説を読んでインスピレーションを高めるというのもありでしょう。
(僕はその作品に引っ張られるおそれがあるのでしていませんが)
あるいは小説から離れるなどなど、いろいろあります。
続いて②ですが、これは誤字脱字を確認するのに適したものだと思います。
簡単なものほど見逃すんですよね・・・。句読点がついていなかったり、送り仮名や表現が統一されていなかったり。
①でも見落とす可能性があるので、やはりこの作業は欠かせません。
まとめとしては、
締め切りまで時間があれば期間を空け、なければ連続で推敲を行う。
最初は荒いヤスリで、最後は細かいヤスリで磨くという作業に似ているかもしれません。
以上でこの記事で言いたいことは終了です。
なお、~の道と銘打っておきながら、これから続くかは不明です・・・。