「下りる」と「降りる」の違い
今回執筆した新作で、異様にこの二つの単語が出てきたので少し注意していました。そして調べたところ、
「下りる」は階段のように徐々に下に行くとき、「降りる」は急速な下への移動のとき多く用いられる。とのこと
「降りる」のほうは始めて知りましたが、それを踏まえてより具体的に意味を調べていきます。
下りる・・・読んで字の如く、下に行くとき (階段を下りる、山を下りる)
認められるとき (許可が下りる)
閉まるとき (シャッターが下りる)
下がっていってなくなる (肩の荷が下りる)
降りる・・・乗り物から外にいくとき (バスを降りる、電車を降りる)
自然現象の表わすとき、雨なども降ると使う (霜が降りる)
地位、役職などから退くとき (役を降りる、課長の座から降りる)
勝負事から手を引くとき (勝負を降りる)
具体例としてはこんなものでしょうか。
例外としては、乗り物なのに「下りる」を使う場合が二つあること。
「馬から下りる」、「船から下りる」
この二つは例外みたいです。
どちらを使っても問題はないらしいのですが、用途に分けて使った方がスマートな気がします。
こういった同訓異字を使い分ければ、文章もさらに読みやすくなるかもしれません。
(他にも難敵はいる・・・。「指す」「差す」。「突く」「衝く」などなど)
新作
(推理力を貸すことができる探偵の話)