初瀬明生と小説とKDPと

Q.KDPとは? A.Kindle(電子書籍ストア)に自己出版できるサービスの事だよ!

「ゴーストコール」の第二版を更新しました。

いただいたご指摘を参考に修正した第二版を昨日出版しました。そして今日の朝、問い合わせにメッセージを送り、今現在ダウンロードいただいている方も「コンテントと端末」から更新が可能となりました。(いわゆる軽度の修正)

ストーリーに影響はありませんが、二版の方が読みやすくなっておりますのでよろしくお願いします。

 

 

これからの予定についてですが、正直今は未定です。新作の売れ行き悪い原因をある程度つかめないと、次には手を出せません。原因がわからず行動してもまた二の舞ですし、これからにも繋がらない。

 

もしかしてと思う原因の一つに、話が長すぎるかもという指摘がありました。そこで次回作は、久しぶりに短編を書くつもりでいます。分量だけの問題ではなさそうですが、果たしてどうなるか。

 

何人かの人にゴーストコールを分冊すればいいのではないかとアドバイスを受けました。これなら、長すぎると売れないの見定めができるので一考の余地ありです。ただ上下巻二つに分けるなら、あと二つ表紙が必要なのでかなり予算がきついです。できるかどうかはわかりませんが、一応は視野には入れておきたい。

 

とりあえず年内の予定はこんな感じです。短編を出すか出さないか、分冊版を出すか出さないか。ものすごいふわふわしていますが、まあ違うことでもしてゆっくり考えましょうかね。

新作「ゴーストコール:電話線のない黒電話」出版しました&無料キャンペーンもやるよ

新作を出版しました。タイトルは「ゴーストコール:電話線のない黒電話」

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表紙イラストはしんいし 智歩様、ロゴデザインはcharinko様に作っていただきました。素晴らしい表紙に恥じないような作品に仕上げたつもりです。

 

話のあらすじ

 

 

 

電話線がない黒電話で母の行方を捜す、青春幽霊ミステリー。
 
幼い時に母が失踪し、田舎町で暮らしながら行方を捜す乙坂苗。ある日、家の蔵でケーブルが繋がってない黒電話が鳴ってるのに気づき電話に出ると、失踪した母の声が聞こえた。久しぶりに話を聞くも、どうも事件前後の記憶がないらしく、他の誰にも電話の音や声が聞こえないようだ。
所在がわかるかもしれないと、そのまま母の声を聞き続けて真相を探っていく。すると、母の事情を知る子供の幽霊と遭遇し、協力し合う仲となり事態は急転直下。母の失踪には、町で起こった過去の事件が絡んでいた。
東北の田舎町で繰り広げられる人間模様。身内が失踪した変わり者として生きていき、それでもなお、初恋の人や周りに支えられ生きていく少女の物語。

 

ジャンルは青春ミステリーですが、あらすじを読んでいただければわかるかと思います。まあまあ重たい話です。母が失踪した少女の話ですので、必然的に傾向としてはそうなってしまいます。

ただ、黒電話で話せるのと、友達とのやりとりである程度は中和できてるかなと思います。ここら辺のバランスが難しかった。ある時はコメディチックに、ある時はシリアスに。これが交互に続く感じで、ここの塩梅がうまくいったかどうかは反応を見ざるを得ない。

長い話ですが、読みやすく作りました。

ミステリーあり、小学生同士の恋愛事情もあり、びっくりもあり、幽霊もありの作品です。どうぞお読みください。

 

明日月曜日から無料キャンペーンを始めます。

8/3夕方から~8/5夕方までです。無料になり次第SNSで告知させていただきます。

 

余談になりますが、無料キャンペーンについては思うところがあるので、これは近々またブログにて。

新作「ゴーストコール(仮)」の初稿が完成しました。

くぅ~疲れました。これにて新作の初稿は完成となります。文字数はしめて34万字。たぶん過去最多の文字数となっております。

 

とりあえず今回の執筆はアホほど疲れました。プライベートでも色々あり、それでも何とかペースを進めていたのですが、途中気に食わない箇所があって大ナタを振るいました。もう執筆と推敲を同時にやってるような疲れがありました。

 

新作の紹介は追って説明しますが、今回は端的に。

 

母親が失踪した小学生が、ある日蔵で見つけた、電話線の繋がってない黒電話で母親と会話ができるようになります。それで事件の調査を進めていくと、あるとんでもない事実が浮かび上がる……という簡単なあらすじ。

 

ミステリー、小学生同士のロマンス、幽霊、黒電話、スマホ、養蚕業がかつての産業だった田舎町

 

人死には出ないミステリーを作りたいと前に言ったのですが……出ちゃいましたね。といっても、作中で殺人事件があってそれを解決するって話ではないです。そこは読んでもらえればわかりますが、現在進行形で人が殺されることはありません。あくまで失踪した母親を見つけるのが大目的。小学生に殺人事件の調査は難しいからね。仕方ないね。

 

新作は七月下旬に販売予定ですが、ここからの見直しが本番なので、予定が狂う可能性は充分にあります。ここダメだ! となったら改稿する作業で遅くなってしまいますので、遠慮無く予定を変えます。そうならないようには注意したいのですが、今回は特殊すぎました。先にも言った推敲と執筆を同時進行しているみたいな感じなので、よほどのことがなければ行けると思います。

 

無料キャンペーンは新作なのでいつも通りやります。タイトルはまだ未定ですが、「かくしごと」でもあったように仮題に愛着湧いちゃってそのままになりそうな予感。

これからの無料キャンペーンについて

新作も三分の一くらいまで進んだのでブログ更新です。

前から無料キャンペーンが効果があるかないか、やるべきかやらざるべきかと言っていましたが、こんな感じでいこうかなって方針は定まりました。

 

完全な新作は無料キャンペーンを2日ほどやる。前作を読まないとわからない、つまり続編やアナザーストーリー的なものは無料キャンペーンをやらない。

 

これからはこんな感じで行きたいと思います。今書いている新作は完全新作なので、無料キャンペーンはやります。

 

 

なぜこんな結論に至ったか。無料キャンペーンに多少なりともメリットを感じたからです。

 

もちろん無料キャンペーンをやれば有料売上やKENPがあからさまに伸びるってわけではありません。ただ、無料本をダウンロードする客層にアプローチをかける点、新作ランキングで多少なりとも有利になる点は、バカにはできないと思います。

別に2日で100ダウンロードされたからといって潜在的な有料ダウンロードが100減るってことは絶対に有り得ないです。

 

当然減るとは思いますが、長期的に見れば微々たるものだと思います。だったら無料キャンペーンのメリットと天秤にかけてさぁどっち! と考えればいいわけです。そこで自分は前者を選びました。

 

素人考えですが、理由はこんな感じです。続編を無料キャンペーンにしないのは、ただ無料でダウンロードしただけの人は読まないだろうという判断。後は実験、推移を見たい的な。

 

ほとんど続編ものは作らないので、大体は無料キャンペーンをやる方向になっちゃいますね。

今の新作は6月下旬には出したいところ。コロナやらパソコンの不調やらで気もそぞろで、精神的な要因でだいぶペースは落ちてますが、私は元気です。

新作は黒電話で死んだ母と会話するストーリー。プロット完成のご報告

新作プロット完成しました。具体的な流れ、伏線や情報の出すタイミング、ラストの展開など色々考えてだいぶ掛かりましたが、ようやく完成です。

 

ストーリーの主人公は、小さい頃に母が失踪した小学四年生の女の子。東北の片田舎、母方の祖父母の家に、今も手がかりを探す父と四人で暮らしている。

ある日母親が失踪したことを茶化され、友達とけんかして泣いた帰り、使われない倉庫の中から黒電話が鳴ってることに気づく。出てみると、電話の相手はいなくなった母だった。質問をしても、何もわからない、今どこにいるかもわからないの一点張り。すぐに父親に報告すると、電話線が繋がってない黒電話が鳴るわけがないと諭され、呆然とする。ならどうして電話が鳴った? 今の電話の相手は…?

 

導入としてはこんな感じ。黒電話とスマホを使って、同級生や親の問題を解決していくストーリーです。カテゴリーはミステリーとロマンスに設定予定。当然恋愛要素はあります。可能ならSFファンタジー枠も。

 

今回は殺人のないミステリー。トリックや設定を際立てて奇抜にするわけでなく、あくまで人間ドラマにスポットライトを当てるのが今回の作品。ミステリーはそのついで、人間性や人々の歴史を掘り下げる副菜になっています。

もちろん謎解き部分は結構頑張りましたよ。手は抜いておりません。驚きだけに注力してストーリーの掘り下げを疎かにはしない、という意味です。

 

実を言うと、一冊通じて殺人のないミステリーは初なんですよね。そうなると、人間を書(描)けるかどうかにかかってくるので、プレッシャーは割とある。

ストーリーの流れとしては、明るい女の子が主人公なので話は明るめ。コメディってほどでもありませんが、普段の掛け合いはちょっと笑えるものにしていきたい。母が失踪したって重い設定ですが、そこは黒電話で会話できるので整合性は取れるはず。

 

ただ、起きる事件もろもろは割と重めです。その起伏をうまく調整できるかが鍵だと思います。普段の日常から、言葉の端々や場面で重みがちょっとあるな、と匂わせるのが理想でしょうか。

その辺りの塩梅がまあ難しいのですが、これは本文を書き進めないとつかめないので、とっとと一日一万字目指して書いていきたいと思います。

 

出版は七月を目指したい。母と会話する以外にも現実とは離れた設定もありますが、それは出版が近くなったら、あらすじとともにお伝えできればなと思います。

 

最後に無料キャンペーンについても話したかったのですが、記事が長くなってしまいますので、今日はこのへんで。

物書きがマーケティングを絶対勉強した方がいい理由

この一カ月は色々寄り道していました。その中でせっかくだからマーケティングの勉強をしていました。今まではサイトで関連する記事とかを漁ったりしていただけですが、今回はちゃんと本を何冊か読んで勉強しました。

 

で、二つのメリットがあることを発見しました。

一つは売りやすい方法を知れる。模索しやすくなる。マーケティングと書いてありますんでこちらは当然です。

本題はもう一つの方。

 

 

作品作りの舵取りがしっかりできるようになる。

 

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シリーズ作品のまとめ買いページ作成とシリーズ設定は必ずやるべき

タイトルの通りです。続編ものでしたら、シリーズ設定とまとめ買いページ作成はするべきです。

 

 

事の発端は、新作「レンタル探偵」を発売してしばらく経って気づいたことがあったのです。

 

シリーズ設定がいつまでもされない……。

 

出版の際の設定でシリーズはちゃんと設定したはずなのですが、いつまで経ってもシリーズの登録されていません。前までは普通になったのに、仕様が変わったのかな? とちょっとやきもきしていました。

このままでは埒があかないと問い合わせをしてみることにしたのです。時は2/14。発売して二週間が経った時のこと。

そんな時に思い至ったのが、「まとめ買い」の申請。問い合わせの一覧で目に入りました。どうせシリーズなんだから、これのついでにシリーズ設定をお願いするかと設定したのです。そうして作った結果…。

 

明らかに両者共にダウンロードされる率が上がったのです。

発売してからの二週間と、その後の二週間では明らかに差が出ました。厳密に言えば前者は、新作が売れて数日してから前作が売れていたんですが、後者は同日、または同時にダウンロードされることが目に見えて増えてきたのです。

 

僕だけのデータでは確定と言えるほどのサンプルは得られませんが、ここまで目に見えて結果が出るなら、これからのシリーズもやるしかないです。損はないのでぜひやりましょう。

 

★やり方

まとめ買いの申請はKDPの本棚 やレポートがある画面の右上のヘルプへ。

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次にヘルプ欄の一番下にあるお問い合わせのボタン(オレンジ)を押し、以下のような画面を出す。

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Amazonの商品ページと外部流通』の左をクリックし、『Kindleストアでのまとめ買い』をクリックすれば、上の図と全く同じ図になるはずです。

 

1,2~と数字が並んでいますが、ここはシリーズの巻数に対応した本のASINを入力してください。4巻以降があるなら数字を自分で入れてください。

 

僕が実際にメールを送った内容です。

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僕の場合はシリーズの紐付けも行ったので「レンタル探偵」と紐付けしろなんて本文も入れました。単純にまとめ買いページを追加したいだけなら、ASINと「まとめ買いページの作成よろしくお願いします」の本文だけで充分だと思います。

 

両者DLの率がやたら高くなったのは、シリーズ設定なのかまとめ買い設定なのかはさっぱりわかりません。ただ、これだけの問い合わせでできるのですから、やってみて損はないかと思います。みなさんもシリーズ作があるならぜひやってみてください。

ただヘルプの欄にもありますが、小数、ゼロ、前編/後編はサポートされません。そこだけは気をつけてください。

 

↓ シリーズとまとめ買いページがどうなってるかはこちらから確認どうぞ(ステルスしてないマ)