初瀬明生と小説とKDPと

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新作は黒電話で死んだ母と会話するストーリー。プロット完成のご報告

新作プロット完成しました。具体的な流れ、伏線や情報の出すタイミング、ラストの展開など色々考えてだいぶ掛かりましたが、ようやく完成です。

 

ストーリーの主人公は、小さい頃に母が失踪した小学四年生の女の子。東北の片田舎、母方の祖父母の家に、今も手がかりを探す父と四人で暮らしている。

ある日母親が失踪したことを茶化され、友達とけんかして泣いた帰り、使われない倉庫の中から黒電話が鳴ってることに気づく。出てみると、電話の相手はいなくなった母だった。質問をしても、何もわからない、今どこにいるかもわからないの一点張り。すぐに父親に報告すると、電話線が繋がってない黒電話が鳴るわけがないと諭され、呆然とする。ならどうして電話が鳴った? 今の電話の相手は…?

 

導入としてはこんな感じ。黒電話とスマホを使って、同級生や親の問題を解決していくストーリーです。カテゴリーはミステリーとロマンスに設定予定。当然恋愛要素はあります。可能ならSFファンタジー枠も。

 

今回は殺人のないミステリー。トリックや設定を際立てて奇抜にするわけでなく、あくまで人間ドラマにスポットライトを当てるのが今回の作品。ミステリーはそのついで、人間性や人々の歴史を掘り下げる副菜になっています。

もちろん謎解き部分は結構頑張りましたよ。手は抜いておりません。驚きだけに注力してストーリーの掘り下げを疎かにはしない、という意味です。

 

実を言うと、一冊通じて殺人のないミステリーは初なんですよね。そうなると、人間を書(描)けるかどうかにかかってくるので、プレッシャーは割とある。

ストーリーの流れとしては、明るい女の子が主人公なので話は明るめ。コメディってほどでもありませんが、普段の掛け合いはちょっと笑えるものにしていきたい。母が失踪したって重い設定ですが、そこは黒電話で会話できるので整合性は取れるはず。

 

ただ、起きる事件もろもろは割と重めです。その起伏をうまく調整できるかが鍵だと思います。普段の日常から、言葉の端々や場面で重みがちょっとあるな、と匂わせるのが理想でしょうか。

その辺りの塩梅がまあ難しいのですが、これは本文を書き進めないとつかめないので、とっとと一日一万字目指して書いていきたいと思います。

 

出版は七月を目指したい。母と会話する以外にも現実とは離れた設定もありますが、それは出版が近くなったら、あらすじとともにお伝えできればなと思います。

 

最後に無料キャンペーンについても話したかったのですが、記事が長くなってしまいますので、今日はこのへんで。