初瀬明生と小説とKDPと

Q.KDPとは? A.Kindle(電子書籍ストア)に自己出版できるサービスの事だよ!

物書きがマーケティングを絶対勉強した方がいい理由

この一カ月は色々寄り道していました。その中でせっかくだからマーケティングの勉強をしていました。今まではサイトで関連する記事とかを漁ったりしていただけですが、今回はちゃんと本を何冊か読んで勉強しました。

 

で、二つのメリットがあることを発見しました。

一つは売りやすい方法を知れる。模索しやすくなる。マーケティングと書いてありますんでこちらは当然です。

本題はもう一つの方。

 

 

作品作りの舵取りがしっかりできるようになる。

 

 こういう棚からぼた餅的な効果があるのは意外でした。以下に具体的な説明をば。

 

巷には目を引くタイトル、見出しの書き方が溢れています。

現に自分も色々と試してみたりしていました。タイトルや設定、Kindleストアの内容紹介をいかに目を引くものに変えるかに執心してました。このような広告部分の文章、あるいは書く技術のことをコピーライティングと言います。自分はこれにばっかり目を向けていました。

 

しかしいくらいいコピーライティングを模倣しても、自作品が売れるわけではありません。ただ奇抜なだけで読者は惹かれないからです。

いくらスマホが高機能なものが出たとしても、すごさがわからない客にとってどうでもいいのと同じです。ガラケーからスマホくらいの確変ならともかく、それで高価になったらむしろ目をそらされてします。

 

ターゲットと提供価値を間違っていれば何をしたってうまくいきません。このターゲットを決め、何を提供するかを決めるのがマーケティングです。

先ほどの例では、ターゲットは既存の客。提供価値は高機能になったスマホが正解です。

 

マーケティングはコピーライティング(タイトルや内容紹介)の根っこ

 

こう考えれば覚えやすい。

考えてみれば当たり前のことなんですが、当たり前ができてない場合ってのはかなり多い。現に昔の自分がそうでした。

今までキャッチコピー、コピーライティングに分類される方を先行して考えていたんですよね。思いつきで「あっ! これは今までにないやつだ!」って作品を作って、玉砕した作品は数知れず。ターゲットと提供価値はもちろん頭にあったのですが、それを後回しにしていたのが主な敗因だと思います。

 

 

で、ここで作品の舵取りです。スマホで言うなら、自社のものを使っている人向け、新規客(未だにガラケーの人)に向けてだと、作る商品もがらりと変わると思います。前者ならさらに高機能、後者なら安価なものを重視して作るでしょう。

これと同じで、必然的に自分の書く小説の方針も決まってくるのです。誰に向けて、何を提供するのかをまず考える。すると…

 

・何をテーマにするのか

・何を言うのか

・何が不要か

・作品の話の重さ軽さの塩梅をどうするか

 

このあたりの方針がかなり決めやすくなります。

ここに気づけただけでも、マーケティングを勉強してよかったと思いました。いや、盲点すぎましてね……今まで何やってたんだと自分をひっぱたきたくなりました。

 

理論を知っただけで、ちゃんと実践したり結果を出したりするのはまだまだ先の話です。まだマーケティングをちょっとかじっただけですし、テストすらしていませんから。

ただ、作品の舵取りを意識できるようになったのはでかすぎました。ヤバい。

それを踏まえてのコピーライティングの書き方も知れますので、ぜひみなさん少しだけでも勉強してみてはいかがでしょうか。素人の自分が偉そうに言うのもなんですが、やはり知識は持てるだけ持った方がいいのだ。

 

参考文献↓