小説の表紙、ロゴだけを依頼しても充分形になる説
自分で小説を書いている人(同人誌、KDPを使った電子書籍個人出版)にとって、表紙は死活問題。
自分で絵を書けない。レイアウト、デザインのセンスがない。かといって表紙を頼むような余裕もない。こんな時にどうすればいいか。
一つ、解決策となり得る方法があります。それは……
ロゴデザインだけを依頼してみる
なんと言っても、ロゴだけなら安いという一言に尽きる。表紙絵は高すぎて無理って人は、表紙を何とか自分で作り、最低限ロゴだけを依頼して形にするのもありです。
・風景画や写真を背景にするパターン
・人はシルエットで済ますパターン
・全身像はうまく描けないけど、胸より上のキャラクターをごまかし描くパターン
そんな風にできた表紙に、ロゴだけを外注するとあら不思議。なかなかの形になります。
こちらは自分が作った表紙にロゴを付けていただいたものです。
自分は何とかキャラクターや背景をごまかしごまかし描いてました。ただこの表紙、見ればわかりますが、背景に結構色んな色を使っています。それをつぶさず、ある程度目立つロゴってどうするんだろうなあと悩んでいました。
そんな過程で、ロゴだけを依頼しようと思い立ちました。結果はご覧の通りです。テンプレートなフォントでは絶対ここまで目立ちませんでした。また、配置や色使いもほぼお任せですので、第三者の視点が入って改善されるのはいいですよね。視点の追加は大事。
てなわけで、実体験を踏まえた上での提案でした。これから物書きの自己出版をされる方は、もうロゴ依頼を推奨してもいいかもしれない。
なぜここまで強く推すのかと言いますと、自分の過去作や、他の自己出版の本の表紙を見てみると、フォントが安っぽいって印象が割とあるんです(全部ではない)。テンプレートなフォントや配置だと、よほど工夫しない限りそんな印象になってしまうんです。
なんか、もったいないな。
すごく単純な感想ですが、これが大事。フォントやレイアウトだけでも、表紙の印象はがらりと変わるんです。だから、ロゴだけは依頼してもいいんじゃないかなと思いました。少なくとも自分はこれから外注にします。
依頼をする場所は、ココナラ、skimaあたりが手っ取り早いと思います。サイト内で「表紙 ロゴデザイン」と検索すればヒットはします(名刺やサイトのロゴとかも引っかかりますが)。
ここで依頼をする前に、注意点が四つほど
①まず商用利用ができるか。商用込みでその値段なのかを確認。
②ロゴデザインのみなのか、レイアウトもしてくれるのかを確認。
③期間は納期のみで見てはいけない。
④要望はしっかり伝える。
すごくかいつまんで言えば、
出品者のプロフィールやサービス内容は熟読しよう
特に商用利用に関しては、これだけで料金がプラス上乗せされるケースがある。ただこの現象は、表紙イラストに多く見られるもので、ロゴだけではあまり見受けられないものです。ただ、念のため注意してください。
しかしこれだけ言っても、人に仕事を頼むのは怖いと思います。何を頼めばいいのか。どうすればいいのか。問題点はないのか。
かく言う自分も、ちょっと失敗があって出版が遅れました(100%自分が悪い)
というわけで、この失敗談も含めて、依頼する時の注意点を事細かに説明したい。
ただ、結構長くなるので、ここからは次回の記事にまとめてしようと思います。
表紙絵を頼む際にも使える大事な部分ですので、次回の記事を読んでから依頼をすれば大きな失敗はないと思います。しくじり先生ですね。
しばし次回までお待ちを。
(追記1月29日)
表紙とロゴを依頼する時の4つの注意点 - 初瀬明生と小説とKDPと