次回作は短編。しかし表題作は決まらず
「Closure World」を発売してしばらく経ちました。セールスは、自分の中ではまあ順調な方ではあります。
ただ、スケジュールがぱっつんぱっつんで、色々と販売直後に手間取ってしまったのは申し訳ありません。やっぱり小説は余裕持たせて作らないと駄目だなと思う今日この頃。
さて、次回作はタイトルにもあるとおり、短編です。いつものように短いのを2編入れて100円あたりで売ろうと考えています。文字数によっては値段が前後するかもしれません。
しかし表題作をどちらにしようか決めかねております。タイトルもあらすじも決まっているのですが、まだわからない。
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「霧雨の中で」
カジノ巡りが趣味の青天目一郎と志水慎吾が、大学の夏休み中に登山をする。しかし運悪く遭難をしてしまう。宵闇を進みながらも、辛うじてログハウスのある広場を見つけて避難をした。しかし、
そこで男が首を絞められ殺されていた。
麓まで下りるには食糧も体力も尽きている。一晩泊まらないと友人も迎えに来ない。殺人鬼のいる状況の中で一泊せざるを得なくなった。
そんな中、さして推理力もない彼らが取った行動は、四人の容疑者たちにBETを行うことだった。
「fire marks」
これはある男の罪の話。心の奥の奥に、黒々と残った話。
A町に住む八坂茂は、町の中心にある小高い山から煙が立ち上るのを小さい時から見ていた。しかし家族、男友達に話しても、誰も見えないという。ずっと気には掛けていたのだが、ある日、地域交流掲示板という存在に気づき、そこで例の煙について書き込んでみる。するとある人が同調してくれて、会おうと提案してくれた。会ってみると、少女、金内鳴海だった。
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短編はこの二つです。どちらも一応はミステリーですが、どちらかと言えばホラーものに近いかもしれません。後者の方はたぶんヤンデレものになるかも。どちらにするかは、また後日に決めましょう。
次の新作は上の短編になるのですが、これからの展望が全く見えません。正直長編を書くのは疲れたし、ちょっと思うところもあるしで、しばらくは長編を控えようかなと考えております。短編をこのまま書き進めるか、期間を空けて休むか。去年のようなハイペースで書いてもしょうがないし、もうちょっと時間をおいて一つのものに集中しようと思います。
次回作は六月くらいを予定しております。
それまでは「Closure World」を読んでください!