山形県と仙山線しかない世界より①
十二月に入って早一週間が経ちました。こちらは来週から雪が降り始めます。新作は雪のように予定通りとはいってくれません。今のところはせいぜい四分の一。一月に出せるかは怪しくなってきました。
とはいえ、ブログで進捗状況は続けていきたいと思います。かなり長くなりそうですし、ただパソコンとにらめっこして書いているだけでなく外に出ているため、ネタには事欠かなさそうですし。
これから新作の進捗状況を書くブログのタイトルは「山形県と仙山線より」に統一します。
◆「Closure World~山形県と仙山線しかない世界」のおおまかな内容
新作の舞台となる場所です。
はい。誰がどう見ても山形県です。線路は仙山線です。白丸は山形駅を表しています。
おそらく表紙絵はこれに人物などを入れる形になると思います。
さて、この山形を舞台とした作品。どんなあらすじなのか。今現在考えているものは以下のとおりです。
通称「生き浸かり」を趣味とする瀬見翔馬(せみ・しょうま)は変わった世界にいる。オレンジの壁に囲まれた山形県だ。彼だけは壁に阻まれ、他の者は全く存在しないようにすり抜けて外へ出られる。彼はその閉じ込められた世界で、不思議と疑問を抱かず、かと言って納得することもせず、日々を悶々と過ごしていた。
そんなある日、彼のアパートに小谷野真理(こやの・まり)という女性が訪ねてくる。彼女はいなくなった兄を探していた。話を聞くと、家財道具一式を売り払い、一切誰にも相談することなく失踪したという。小谷野真理が好みというひどく俗物的な理由で、一切合切を捨てるように消えた兄の捜索を手伝うことになったのだが・・・。
村山山形市で活動二人の一方で、山形県の各地には、ある目的をもって行動する五人がいた。
妻との思い出の地へと向かう男と、自分の父に会いに行く男は、庄内酒田市へ。
とある理由で家を離れることになった男は、最上尾花沢市の銀山温泉へ。
キャバクラ嬢を引き連れ復讐に走る男は、置賜米沢市の小野川温泉へ。
やがて全ての事象は交錯する。閉じられた世界に生きてきた瀬見は、失踪事件を追う過程で凄惨な事件へと巻き込まれていく。何が起こったのか、何が真実なのか・・・。
とりあえずはこんなところです。ただいまの文字数は4万5000字。目標は20万字なのでまだまだ・・・。
今回はこのへんで。次回は取材の成果? などなど。