「セルパブ作家 初瀬明生が死んだ夜」発売直前情報 その二「前書き」
昨日に引き続き、第二弾です。
第一弾はこちらから
「セルパブ作家 初瀬明生が死んだ夜」発売直前情報 その一「あらすじと表紙」 - 初瀬明生の創作部屋~Making Story~
今日は、前記事でも触れられた小説の中の「前書き」を掲載したいと思います。本当の前書きではなく、前書きの体を装った小説の一部分です。
以下原文ママ。
前書き
初めての方は初めまして。この度新刊を発売することになりましたセルパブ作家の初瀬明生と申します。
セルパブ作家という耳慣れない言葉に戸惑う方もいらっしゃることでしょう。セルパブとはセルフパブリッシング(自己出版)の略語で、著者が自分で作品を作って売ることを指します。多くの方がイメージするような商業出版の作家ではありません。
私がセルパブの手段として利用してるのが電子書籍です。主にKDP(Kindle Direct Publishing)というサービスを利用してAmazonのKindleストアで自分の作品を売っています。他にも楽天KoboやBOOK☆WALKERなどのストアでも、セルパブ作品を売ることができます。
沢山の人に作品を手にとって貰いたい私にとって、電子書籍は専用の端末がないと利用できないと思っている方々が多いのは残念でなりません。本当はKindleストアも楽天koboもBOOK☆WALKERも、無料のスマホアプリさえインストールすれば利用できるのです。実際はとてもハードルが低いのです。私の作品でなくても構いません。試しにアプリをインストールして、昔の名作などを読んでみてはいかがでしょうか?
さて、今回リリースした新刊に話を戻します。今年の八月にKindle Unlimitedという読み放題サービスが始まりました。これを機に、私も小説の中で新しいことを試してみたいと思ったのです。
普段はあまり自分の体験とか、心情を前面に出す作品というものを書いてみたことがありませんでした。それ故に、どこにでもあるような作品、凡作と成り果てることが多かったのです。くせがないと言えば聞こえはいいのですが、それほど心に残らないというのが私の作品の印象だと思います。
そこで今回は、私の体験が多分に詰まった作品を披露したいと思います。
私には、一般人が体験はしないだろうことを体験したことがあります。それを武器に今回は戦ってみたいと思いました。
私がした体験、それは人を殺したという体験です。
私の不注意で死なせてしまった、といった類いのものではなく、本当に人を殺したことがあるのです。しっかりと、この手で、あいつの命を抹消してやりました。
快楽の目的ではなく、きちんと殺意があり殺しました。あいつは死んでいい人間だったので許してください。それにもう昔の話ですから。
ですが彼には感謝しています。こうして創作の糧にできたのですから。あいつ、qrん7wふぃb
このように電子書籍についてちょっと説明する形となっております。Kindleしか知らない人には他にも電子書籍ストアがあるよ。専用端末しか持っていない人にはアプリでも読めますよという形。
ブログに書くことを前提としていたため、アプリの認知や販促の意も込めています。
まあ専用のアプリダウンロードしてなきゃこれ見られないだろってツッコミはやめて!
このように説明する形なので、きちんと説明されてあるか、合っているかは死活問題です。間違いがありましたらご指摘よろしくお願いします。また、付け加えてほしいことがあれば要望受け付けます。
今回の記事はここまで。次回(おそらく明後日)はあらすじにもない「軋む家」「蝙蝠の羽」「剥落」の中身を紹介しようかなと思います。まあ順調だったら先に作品を出版するかもしれません。その時は記事は更新しません。ご了承ください。