初瀬明生の創作部屋~Making Story~

電子書籍ストアに自作の本を出しているセルパブ作家が、その小説に関することや、何気ない日記を載せるブログです

第五回にごたんの感想

※にごたんとは、四つのお題を三つ以上使い、二時間半で書く即興小説。

 

今回はブログに感想を書く手法を取りました。今らか十数個の感想を呟くとTLを乱すんじゃないかと思いました。あと、にごたんの啓蒙のために。

 

 

 

さあ前置きはこのぐらいにして、さっそく感想を書いていきます。(順番はにごたんタグ順)

 

 

・驚異の部屋のご主人様

語り手のキャラがいい。舞台は悪夢製造というファンタジーなのだけど、毒の無いスルッとした話。全体的な話の雰囲気と、オチもよかった。悪夢がまさかあんな効能があるとは思いませんでした。まさに塞翁が馬という感じ。

 

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・インスタント恋人

プラシーボを上手く使った感じ。機械的に選別された恋がどうなるかは見物。

設定はよく練り込まれているけど、もう少し彼女の存在を掘り下げてほしかった。意識の集合体のはずだけど、人間としてこれからも活動するの? という疑問が読んだ後に感じました。

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・インスタントヌードル王決定戦!

完全に刃牙の世界ッッッ! 強くなりたくば喰らえッッッ!

ノリが最高でしたね。刃牙好きなので。突き抜けたノリと設定は、こういった掌編では映えますね。

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・屍柘榴

語りが独特で、ちょっとどろどろした話。もう犯人はくそ野郎でした。語りとそれも含めて物語が素敵なものになっています。お題もちゃんと自然と使ってるし、すごく読みやすいし、にごたんをこのブログで初めて知った人は、これから読むことをオススメするレベル。

 

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ウィ・アー・ザ・ワールド

虚無への供物めいた展開! しかしこの短時間でよくこんな発想に行き着くなあと関心しました。虚無への供物とか言われてすぐにピンときた人もちゃんと読んでね。たぶん思っているのとは違うから。

ところどころ、というか全部に既視感があるのは気のせいでしょうか。モデルがいますね・・・。

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・花笠堂の看板娘

なぜ二時間半だけで、この分量、そして世界設定を作れるのか不思議。それほど魅力的な作品でした。語りも時代も好みにズドンと入ったので、すらすらと読めました。人物が特に魅力的。

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・ご自愛ください(自著)

十分遅れたくそ馬鹿野郎。

 

冷めた老夫婦の話かと思いきや・・・。

すごい唐突な設定かなと思ったけど、割といい感想がもらえて嬉しかったです。感想を書いてくれた方、本当にありがとうございました。

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・図書委員さんと不良さん

こういうストレートな恋愛ものっていいと思います。まさに青春で、オチがもう甘いですね。(詰めが甘いという意味ではない)。今回の作品はずっしりとしたものが多かったため、いい清涼剤となりました。

ノセボ効果は初めて聞きました。

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・インスタント・ラヴ

男がカップラーメンにお湯を注ぐのがこの話の主流。それなのになんでこんなに文に厚みがあるのだろう。男の熱意がそうさせているのかもしれない。男のカップラーメンに注ぐ熱量は並大抵のものではない。それに加え、タイトルにもあるようにラブ要素もある。オチにはほっこりしました。

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・さてそれではこの錠剤がご所望ですか?

月明かりと薬を飲んだ後の描写がいいですね。

ただ、感想はちょっと書きにくい。というのも、主人公に何があったのか、具体的に描写されていないからである。だから想像の域をでないのですが、過去のトラウマをわざと想起させてスッキリさせるなんて効能なのかなと思いました。

誤解を招くかもしれないので言っておくと、感想を書きにくいというのはけなしているわけではありません。

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・その夢は本物ですか?

これまたほっこりする話。あの夢は正夢だったんですね。しかしぬいぐるみを渡したところで夢が消えるのはなんでなんでしょう? そこからは現実でのお楽しみって意味なのだろうか? あと、最初嫌な予感がしたんだけど、こういう話になってよかったです。

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・しあわせになろう♪

主人公がどMだったといえば簡単な話かもしれないけど、彼女のシアワセっていうのはそういうものじゃないと思う。自傷行為だとか、自分を傷つけ自罰することで幸せを感じていたのかなと思った。しかしタイトルとギャップのある中身。天使の壊れた機械のような笑い声と相まって恐ろしい作品。

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・世界で一番要らない子

正直どういう場面で、どういう状況なのか話の中では完全にはわからなかった。ただ、しりとりから星座と宝石の名前を抜くとなんとなくわかる気がする。あとは最後の必要最低限の件で。

この解釈で合っているのかはわからないです。

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・ラスト・バンパイア・スタンディング

これまた世界観がしっかりした作品。なんで二時間半でここまで完成できるのか。

メイドと吸血鬼の坊ちゃんの掛け合いがいいなと思ったらまさかの展開。

起承転結がしっかりしています。そして人物像もしっかりと表現されている。前のヒーローも思ったけど、バトル描写もいいですね。掌編にバトル描写を持ってくるのはすごいと思う。

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・バイオレンスブラックスイート

タイトルの回収が鮮やか。オチの比喩もすごい腑に落ちましたね。タイトルに違わぬヒロイン、バイオレンスなヒロイン。ツンデレというにはあまりにも暴力的なヒロイン。その子と対等? に渡り合う主人公はただものではない。掛け合いもいいね。オチがよかったのもそれがあると思います。

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おそらく以上です。感想漏れがあれば遠慮無く初瀬明生までお申し付けください。また誤字脱字やリンクの不備なども知らせてくれるとありがたいです。

 

 

さて、この中で自分が一番いいなと思った作品を発表したいと思います。

でれれれれれれ(ドラムロール)

 

 

 

花笠堂の看板娘

 

でした。

 

もう先にも言ったとおり時代背景も語りもドストライク。そして何より、掌編とは思えない世界の広がり方を感じました。カフェーという単語、そして女性の運動という描写があるので、おそらくは昭和初期、戦前の話だと思います。

絶対に中編、長編映えする世界観だと思います。これで何か一つの事件、または出来事を書いてほしいなと思ったのは私だけでしょうか?

 

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以上で第五回にごたんの感想を終了したいと思います。

 

 

もし今回のことで興味が湧いて参加したいという方は、こちらのルールをお読みください。大体土日夜の開催です。

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