僕がしている文章の校正方法
新作を出してもう数週間経ちました。ようやく推敲地獄から解放され、読書も捗っています。
他の人の文章を見ていると、どのぐらい推敲するんだろうなと考えてしまいます。
僕の校正のやり方は、テキストと実際に電子書籍にやったものを見比べるというものです。自分のスマフォにファイルを送ってkindleアプリで見直すという方法です。前の記事でも言った気がしますが、今回はより具体的に。
(テキストファイル)
(kindleアプリ)
何が違うかというと、体裁が違います。もちろん設定をすれば体裁はある程度整いますが、フォント、文字と背景の明暗などがしっかりしています。
同じ話で、公募をしたことがある人ならわかると思いますが、キーボードで打った文字と、紙に落とした文字とでは全然印象が違うのです。
先にいった体裁が変わったのが理由だと思いますが、もう一つ僕が思うことがあります。
それは思い込みが捨てられることです。
テキストファイルに書いて、それを見直すと、延々と続いた作業の延長となって目が滑る可能性が高まります。無意識下の中で、ここは大丈夫だろうという慢心が生まれる。僕はそうでした。
テキストファイルで見た後にkindleアプリで見ると、誤字が多いのなんの……。
えっ? あれだけテキストファイルで見直したのに!
ヘコむほど多い時もあります。
アプリですと、メモもできますので大変便利です。あとはそれを粛々と直していきます。
(僕がやっている校正作業を具体的にいうと)
自分が書いたテキストのファイルをEPUBファイルに変換→mobiファイルに変換→kindleに送り、アプリでそのファイルを見られるようにする。誤字や表現の間違い、物語の矛盾に気づきそれをアプリ内のメモに残す→それを見ながらテキストファイルを直す。
この繰り返しですね。今回の新作は長編でしたので、本当に大変でした。
ようやく肩の荷が下りて、次回の作品にも手を出そうかと思います。その話はまた後日。今は読書を中心にしています。
電子書籍を何冊か、そして月刊群雛も読み終わりました。後者のレビューはおそらく今週末ぐらいにあげると思います。
kindleアプリに未完の自分の作品を送りたい詳しい方法を知りたい人はコメントやtwitterにてお知らせください。記事を上げるかそのまま方法を教えます。
どれくらい需要があるか見たいのです。正直説明がめんど……いえ、何でもありません。