「セルパブ作家 初瀬明生が死んだ夜」発売直前情報 その一「あらすじと表紙」
新作販売まであと一週間ほど(予定)
それを見越し、これから徐々に新作の情報を小出ししていこうかと思います。中身の説明とか。
あらすじ
電子書籍ストアを通し、自分が書いた本を出版、いわゆる自己出版(セルフパブリッシング)をしていた初瀬明生(はせ・あきお)という男が強盗に殺された。
彼は死に際に小説を書いていたらしく、ほぼ完成されていた小説が現場のパソコンにあった。
小説は三編構成。
「軋む家」――ある男が聞いた話
「蝙蝠のはね」――ある男がまだ無垢だった頃の話
「剥落」――ある男が破滅へと向かう話
この三つである。
事件を捜査していた山辺という刑事は、この小説を読んでみることにした。
彼がその小説に興味を持った原因は、奇妙な前書きにあった。
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