初瀬明生と小説とKDPと

Q.KDPとは? A.Kindle(電子書籍ストア)に自己出版できるサービスの事だよ!

ゾンビものの新作タイトルがまだ決まらない件(AIDMAの法則もなぜか解説)

新作はようやく、次の大きな事件に入るくらいの場所まできました。予定どおり七月中には完成しそうです。

ですが、ここまできてタイトルがまだ決まっていません。一応仮題はあるのですが、めっちゃ悩んでいます。

 

 

パンデミックが起こった孤島に二人の男女(おねショタ)がサバイバル生活をしていました。そんなゾンビだらけの島の中に、あらぬ考えを持った人間と集団が集まり一波乱が起こる。果たして彼女らが島に居続ける理由とは。事件の真相は何か。

 

 

ゾンビものサバイバルと、バトルロイヤル要素(と言っていいのかわからない)や、ちょっとしたミステリーが入る感じです。

 

そろそろタイトルや内容紹介、表紙の構図なんかを決めておきたいんですが…なかなか思うようにはいかない。

というのも、今回の作品は本当に読者が引っかかってくれる設定なのかどうなのかがわからないのです。故にタイトルや内容紹介あたりは全く決められずにいます。

 

AIDMA(アイドマ)の法則というものをご存じだろうか。

簡単に言えば、消費者が購入する行動にはいくつかのプロセスがあるという考え。

「認知段階」、「興味段階」、「行動(購入)段階」の三つが主。

 

別にここで詳しく説明する気も知識もあまりないのですが、簡単に言えば釣り。タイトルや内容紹介、表紙を含めた餌に消費者が食いつき、離れないように釣り針がちゃんと食い込んで、ようやく釣れる(購入に踏み切る)という感じです。

 

この法則で考えると、ゾンビものの今作は、ちょっと餌としては弱いかなと弱気になってるんですよね。前作がわかりやすく、知識を貸せる探偵と、割と食いつかせるものだったのも大きい。

 

ちなみに仮題は「Dead End in アライブ」

デッドエンドは行き止まり。アライブは、孤島の名前が阿頼部島という名前だから。色々意味を含ませつつ、こういうタイトルを仮題としました。デッドエンドのデッドでゾンビを想起させられるかなという安直な発想。

 

…うーん、タイトルと内容紹介を合わせてもちょっと弱い感じ。もうちょっと食いつきやすいものがいいですよね。ゾンビものに、こういう思惑のある人間のバトルロイヤル的な展開ってどうなのだろうか。ゾンビもの好きな人にはそっぽを向かれるかもしれない。いっその事おねショタ路線を推してエロエロな展開でもやってやろうかと考えましたが、ぐっと我慢。

どうやったら内容紹介、あらすじが面白く見えるかと、ちょっと考えてはいきたいです。まだまだ本文は半分弱くらいしか進んでないですからね。

 

タイトルと同様、内容紹介に関してはかなり力を入れたいのです。レンタル探偵でわかりました。内容紹介かなり重要。

内容紹介、あらすじの比重についての考察は、七月に入ってからブログに書きましょうかね。これまで得た所感をお話しします。

 

それでは今日はこのへんで。話に出たレンタル探偵はこちらになっております

ステマ)

どうしたら本が売れるのか(斬新な設定の危険な罠&影牢的思考)

斬新なだけの設定なんて誰でも思いつく。それが面白いかが重要
 
 
最初に結論を言ってみた。
 
このタイトルを別にシリーズ化するつもりはありませんが、気になるごとにぽつぽつと呟いていきます。
 
それよりも上の大きい字。めちゃくちゃ当たり前のことなんですが、前に気になる文言を見つけましてね。
 
「創作家なら誰でも100個くらいアイデアは思いつく」
 
……うーんそうだよね。自分はよく発想が飛躍しているな、なんて自惚れてしまっていましたが、エンタメ系の小説を書く人なんて、そんな事を容易く出来る人が集まっているに決まっている。
 
 
今回のお話は、この斬新という部分に触れたもの。
「これは斬新だ!」なんてアイディアを思いついて、意気込んで書いてみてはいいものの、あれ? これって面白いの? っていうパターンは自分でもあります。
商業の漫画でも小説でも、テンプレというものは存在します(今流行の異世界転生とか)。似たような話ばっかりだなあ。三幕構成とか起承転結くらいならいいんだけども、話の内容まで一貫されるとさあ…なんて思っても、割と安心感はありますよね。実際に面白いものもありますし、ちゃんと差別化して売っているものもあります。
逆に言えば、テンプレから外れて読者に面白いと思わせるのがいかに難しいか。
 
 
 
今回はちょっと自分も思うところがありまして。というのも、今までいかに読者をだますか、いかに斬新な設定で呼び込むかしか考えていなかったんじゃないか。そんな独りよがりな思考が行きすぎてないか……と、反省をするために今回の記事を書きました。
 
 
 
斬新な設定って、いわゆる外観や入口のことだと思うんですよ。たとえていうならアトラクションの建物。事前の宣伝や看板、外観を見てお客さんは入ってくれます。普通のアトラクションなら、基本お客は入口から最後まで回るはずです。お金を払っているのだから。
しかし小説というアトラクションは、途中にいくつもの脱出口があります。途中の通路、部屋に無数にあります。つまらなかったらそこから抜け出せばいいし、最悪の場合、入口に入って「あっ、求めてるのと違う」と思われ踵を返されるパターンもある。特に小説はそうさせやすい傾向があります。
 
いくつか帰られる(読まれない)パターンを挙げたいと思います。
 
1.ただ斬新なだけで面白くない。
2.おもてたんと違う! と思われ途中で帰られる。
3.この部屋までくれば……この部屋までくれば面白いのに……と、途中のお話をおざなりにしてしまう。
4.設定も何もかもつまらない。
 
4は救いようがありませんので語りません。1は単純に入口だけ豪勢にしちゃったやつ。青いカレーとか味噌抹茶ミルクラーメンとかと似たようなやつ。最初はいいけど、あとはいいやってなるパターン。
 
2は1と似ていますが、カテゴリーエラーも含まれると思います。推理ものだと思ったら全然推理ものじゃないじゃないか! というもの。これは結構気をつけるべき場所。
 
3は……自分もよく陥りがちなパターンですね。これは何より、読者の事を考えてないに尽きると思います。通路は適当に繋げただけになってて違和感がある。読んでて苦痛。ただその部屋に導きたいだけの都合のよすぎる展開(特にキャラが操り人形化してヤバい状態)
途中の通路もちゃんと考えないとダメですよね。
 
 
そして、今回の話の核となる1(おまけに2)についてさらに言及。
 
たまに小説や漫画やアニメでも、この話は斬新だ面白い! これからも読み続けよう。と、なったことは一度や二度ではありません。みなさまもいくつかあるはず。ここでよく注意をしましょう。
 
斬新=面白い
 
果たしてこの図式は成り立つか。
 
否!
 
斬新≠面白いなんだ!
 
違うんだ! 斬新だから読みたいんじゃない! 斬新で面白いから読みたいんだ!
 
斬新だから面白いと勘違いをしてしまいがちですが、斬新かつ面白いから面白いんです。何を当たり前の事を言ってるんだと思いがちですが、なぜか前者と錯覚してしまいがちなので、念のためです。
 
 
1番最強なのは、斬新で面白いものなんですが、なかなか現実は厳しいです。
まあ選ぶべきは以下ですね。
 
1入口の斬新さと後の話で勝負していく。
2テンプレで面白いものを作っていく。
3テンプレで進んでいき、途中で裏切る。
 
2が悪いわけでは決してありません。
 
斬新というのは、裏切るにも繋がっていくかと思います。裏切り方を正しく使えば、それも斬新です。無論裏切り方にも作法がありまして、前述した、推理ものだと思わせて推理ものじゃないとかは最悪の裏切り方です。カテエラはできるだけ避けましょう。いや、絶対に避けましょう。
 
 
この三つに総じて通じるのは、入口と通路、部屋、出口をきちんと作ろうということになります。入口で徹底的に耳目を惹くもよし、入口はよくあるパターンで入らせて、後の部屋で正しく裏切り、面白いと思わせるのもよしです。建物やアトラクションは全部が作品です。途中の部屋、自分が1番見せたい場所だけが全てではありません。全部繋がっているのです。なら全部に手を掛け、1番いいところを強調させるのが創作家として当然の配慮であります。
 
 
抽象的過ぎてわかんないよという人は、もうあれです。さっき思いつきました。
 
影牢というゲームをご存じでしょうか?(刻命館や勇なま、悪代官でもいいよ)
侵入者を水で押し流したり、落とし穴に落としたり、転がる岩や動く壁で圧殺したりと、さまざまな罠を用いて倒すゲームです。(主人公の攻撃手段は一切なし)
侵入者の移動する場所は大体決まっており、それをおびき寄せたり、事前に通る場所を全部予測して罠を張り巡らさないと倒せない構図となっています。ど派手な罠を一発置いて、なんて単純なものはありません。罠を効果的に配置して、最後までやりきれば侵入者を倒すことができます。
 
もうここまで来たら何を言いたいかわかるかと思います。ちゃんと全部を通して考えましょう。
 

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(もう昔すぎて覚えてません。罠適当)
 
 
んで、今回のことを念頭において作ったのが、新作の「レンタル探偵は探偵に向いていない」になります(ステマ)
 
今回、ありがたいことに感想をいただきました。感想を見る限りは、斬新なだけで話がつまらないということはなさそうだったので一安心です。まあ、まだまだこれからですが。
 
 
ちょっと話が散らかってきたので、最後にまとめ。
 
ひらめきは、あなたの専売特許ではありません。割と斬新なだけの設定だけなら、誰でも思いつきます。でもそれが作品にならないのは、ただ斬新なだけでそこに面白いストーリーを組み込めてないからです。ちゃんと入口から出口まできっちり作りましょう。通路をおざなりにしたらダメ。
 
要するに読者のことを考えましょうって話です。エンタメ方面を書くなら特に。僕も今後気をつけます。
 
 

どうすれば本が読まれるのか(過去作の分析編)

現在、新作の「レンタル探偵は探偵に向いてない」は地味に売れています(当社比)
このまま行けば、次回作の表紙のお金は捻出できるかもしれません。
 
と、毎秒新作のランキングを確認する日々を送っているのですが、ここでちょっと気づいたことがあります。
 
 
おかげさまで来月にはKDP参入して五年経つわけでして、その過程でたくさんの本を出させていただきました。するとですね、売れる本と売れない本の差が結構明確にわかれることになりました。
 
 
 
売れた本※1
closure world~山形県仙山線しかない世界~
21グラムの残滓
fire marks
 
 
売れなかった本
平成ファランクス
 
 
※1あくまで初瀬明生の中で売れたという話です。ベストセラーになったとか、ランキング上位に食い込んだとかではないのであしからず。
 
 
 
こうしてみると、割と傾向があります。
まず売れた本なんですが、現実のミステリーにちょっとファンタジーを入れたものが多いです。これは自分の中では手応えがあります。明らかに初動が違う。
 
対して売れなかった本の方は、がっつりとラノベ+ごりごりのファンタジーです。もう膝が震えるくらい売れなかった。
 
この組み合わせは危険すぎますが、ファンタジー一色の「無名の聖域」、ラノベ一色の「夜霧麗子はなぜモテないのか」はそこそこ売れています。あと完全に現代ミステリーの「BGM」などもそこそこですね(淡波さんの表紙のおかげもある)。
 
もちろん題材次第、己の腕次第というのはありますが、こう分析して傾向を見ると面白い結果になります。
 
現代ミステリーにファンタジーやSFをちょっと入れるといいかもしれない。
 
何作も出した作品を自分なりに分析してみた結果こんなあっさい答えにたどり着きました。まあ浅いは浅いんですが、自分の作品を通じてこのジャンルが売れるって分析は大事な話です。本が売れたきゃ市場を分析して、または自ら数出して直接結果を見て次につなげよう。結局はこのくらいしかないと思います。
 
…これだけだと、いくら何でも答えが地味すぎるかなと思うので、もうちょっと踏み込んだものはまた次回にします。
 
 
きりがいいので、ここで告知。
 
次回作なのですが、前々から告知しているとおりゾンビものにするつもりです(表紙の目処が立たなければやめますが)。これも現代にSFを入れたものですが、「ちょっと」ではない。かなりSFが入っちゃってます。これは「平成ファランクス飢饉」の発生を彷彿とさせる組み合わせです。まあずっと現代ミステリー×ちょっとのファンタジー&SFとかできませんからね。一応これをベースにして、余力で新規開拓を行っていきます。
ゾンビはそんなにライバルがいなさそうなんですよね。開拓され尽くしていないのか、まだ本格的に手を付けられてないのか。これも調査です。とにかく読まれるには書いて出して省み続けるしかないのです。
 
孤島にゾンビが溢れてそこでサバイバルをするってベタな話…にするつもりはなく、もうちょっと機転のきいたものにしたいと思います。その中身がどんなものかは…おいおい説明はしていきますが、なんと新作のあとがきに詳しい内容が載っているそうですよ。これはもう読むしかない!
 
というわけで、新作「レンタル探偵は探偵に向いてない」をよろしくお願いします。これも現代ミステリーにちょっとのファンタジーです(ダイレクトマーケティング)。
 

新作無料キャンペーン終了&キャンペーンの是非

無料キャンペーンが昨日終了しました。たくさんのダウンロードありがとうございました。

 

キャンペーンのダウンロードは3桁超えました。これは成功です。しかし、この流れのままランキンも頑張れと思いつつ、少し考えなければならない出来事がありました。

 

キャンペーン前に、数冊ダウンロードされたことです。キャンペーン直前にランキングを見ると、まさかの10000ちょっと台。ああ、結構ダウンロードされてる。嬉しいやら悲しいやら。

しかもありがたいことに、発売した当日に感想を挙げていただいた方もいらっしゃいました。これは本当に感謝する反面、その直後に無料キャンペーンをやるのは忍びないなという気持ちが湧いてきました。

そして、そもそもキャンペーンをやらずともいけたのかな…と、思考停止に無料キャンペーンを今までやってきた考えをちょっと振り返ったり。

 

これ、どうなんですかね? 自分のようなさして知名度もない人間にとって露出は大事です。露出は今のところ、このキャンペーンくらいしか思い至りません。ただ、このまま義務のようにキャンペーンをやり続けるのも間違ってるのかなと。止めたら止めたらでずどんとトータルの売り上げが下がってしまいそうな…そんな心配も頭によぎります。

 

正直すっぱり止めて売り上げが下がるのは非常に怖い。そもそもお知り合いへの献本的な意味も兼ねてのキャンペーンなので、全くやらないというのも難しい。だから一日だけにしようかとも悩んだり。

 

そのため、次回作についてはもうちょっとキャンペーンや売り方については考えていきたいと思います。令和の大改革、アラサーからサーになる初瀬明生の大改革です。今までのやり方を、よりよい方向へ変えていきたいと思います。

具体的な方法(別に大したものではない)は、また後日ブログに書きます。次回作の話もまた後日ですね。ブログのネタは割とある。

 

ああ、それと新作の方よろしくお願いします。今回の出来は自信があります。ぜひぜひお読みください。

 

レンタル探偵は探偵に向いてない

レンタル探偵は探偵に向いてない

 

 

新作「レンタル探偵は探偵に向いてない」の無料キャンペーンは2日から!!

「レンタル探偵は探偵に向いてない」の出版が無事完了しました。というわけで予定どおり、明日2日の夕方から無料キャンペーンを始めます。

 

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こちらが新作の表紙となっております。初瀬明生さんに描いていただきました。右下のやつはミスって画像をキャプチャしたまま放置したわけではないですよ。ちゃんと意味はあります。

 

さて、絵の次はこの新作のあらすじについてお話しします。あらすじは以下のとおり。

 

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――推理力、貸します――


そんな事務所の看板を、家出中の在澤優美(ありさわ・ゆうみ)は路地裏で見つける。中に入ってみると、夏秋知春(かしゅう・ともはる)という探偵がいた。話を聞いてみると、彼は推理することも動くこともせず、依頼者自身に事件を解かせているという。

 

看板の文字どおり、夏秋は依頼者に、自分の推理力を貸すことができるのだ。

 

在澤は半信半疑ながら、推理力をレンタルすることを決意する。彼女の友人の死が、本当に自殺だったかを調査するためだ。しかし異能力を使い、やけに冴える頭を使っての調査は、火事、追跡者、ヤクザの介入、殺人と、波乱の展開を次々と起こしていく。
仕事をしない探偵と、推理力を借りた女子高生が織りなすミステリー。

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このようになります。異能力×探偵のストーリーです。

 

この能力があることで、誰でも探偵になれます。そこにご自身の得意分野があれば、推理小説のような○○探偵ができあがるでしょう。

映画に詳しいならシネマ探偵、軍事や武器に詳しいならミリオタ探偵、化学に詳しいならケミストリー探偵的な。

簡単に○○探偵を生み出す能力とも言い換えられます。(上記の3つは出てきません)

 

探偵は推理力を貸すだけで、基本は何もしません。基本的には依頼者が頑張ります。ただ、今回のケースで例外的な動きをせざるを得なくなるのですが……それは、本編を読んでお確かめください。

 

約三十万字の大長編。辛く長い執筆ではありましたが、面白いものができたと思います。無料キャンペーンを機に、ぜひゴールデンウィークにお読みください。

 

キャンペーンは、5/2の夕方~5/4の夕方の2日間です。

 

時間はおそらく4時からでしょうが、多少前後しますのでご注意ください。始まったらSNSで宣伝します。

新作「レンタル探偵は探偵に向いてない」の発売時期について

ようやく推敲も一段落つきました。

 

初稿後の作業工程

 

素読

動機や人物の動きの確認

資料との照らし合わせ1

mobiファイルで実際にアプリで読む

登場人物一人を通しての本編の動きの確認

資料との照らし合わせ2

softalkによる音声付きの見直し

 

推敲の流れは上のようになっていますが、ようやく最後のsoftalkに入りました。つきましては平成最後の30日に出版し、令和に入った5月2日あたりに無料キャンペーンができればなと思います。よほど穴が見つからない限りは、これで行かせていただきます。

 

表紙も微調整に入りました。そろそろ出来上がりそうです。表紙のお披露目や物語のあらすじなんかは、令和一日目にブログを更新しようと思います。

平成最後と締めくくるブログは絶対に多くなると見込みますが、令和最初のブログってのは意外に少ないと思う。締めくくりよりは、たぶん。

 

てなわけで、今回のブログは終了と行きたいのですが、ここで前にブログで触れていた大改革についてのお話。

 

簡単な話、過去作をいくつか出版停止にしようと思っています。

 

申し訳ない。いかんせん長く活動してしまっている手前、著しくクオリティの低い作品も何個か見かけるので、それらを出版停止にしようと思います。

もちろん、売れないからもういいや、ではなく、以下の条件に全て当てはまるものに限ります。

 

該当する作品は、

・もう数年売れていない

・他者からの評判も悪いやつ

・自分でも今さら直す気のないやつ。かつ過去故に中身に今さら自信を持てなくなったやつ

 

これらに一致する作品『セルパブ作家 初瀬明生が死んだ夜』『或るマンションの殺人』『寵愛の館』は令和が始まると同時に削除いたします。

 

これからも該当作品が出てくれば出版停止にはしますが、今のところ他の作品を消すつもりはありません。ただ悪いレビューを書かれたからすぐ削除とはしませんのでご安心を。少なくとも、一作品は二、三年必ず見ます。それを最低限に、これから令和に向けて準備いたしますのでよろしくお願いします。

 

あとは、単純に表紙を変えようとも思っています。特に『21グラムの残滓』と『平成ファランクス』は変えたい。特に後者はラノベチックに描けるちゃんとした人に頼みたいです。次回作も表紙を頼むつもりですので、いつになるかはわかりませんが、正直『ヴィランズ』の次に売りたいやつなんですよね…もう令和始まるから効力があるかわかりませんが。

 

長くなりましたが、最後の締めくくりとして、予定をまた箇条書きしてブログを締めたいと思います。それでは、新時代に向けてレッツジャンプ。

 

4/30出版、該当作品出版停止

5/2~5/4新作無料キャンペーン

8月下旬 次回作発売予定

新作「レンタル探偵は探偵に向いてない」の初稿が完成しました。

とにかく疲れました。文字数は28万字、原稿用紙換算で700枚。大長編の完成です。

 

自分の推理力を客にレンタルさせて事件を解決する異能ものの小説なのですが、派手な能力ではないです。設定のインパクト勝負なところはあったので、展開をいろいろと飽きさせない構成にするのに腐心していきました。

 

たぶん、大丈夫。今のところは面白いと思う(当社比)。

 

今回は、プロットという小説の前段階に一カ月近く割いていたので、話の破綻は起きてないはず。こうなると推敲が楽なので、そう遠くない時にお届けできると思います。

 

これから行うのは、表紙作成と推敲――事件の矛盾や話の齟齬はないか。ちゃんと展開が面白いかの確認――です。これが大変。Googleカレンダーでも使って登場人物のスケジュールを確認しながら進めていきます。

 

とにかく終わったので、ひとまず寝かせたい。休養日を設けます。その間に矢樹さんのホラーも読みたいし、八槻さんの新作も読みたいし、黒岩涙香の幽霊塔も読みたい。あと、ブログの収益でギフトカードが届いたので、これでなんか買おうかと思います。何を買うかは今のところ秘密。ちょうどいいインターバルになりますね。

 

 

最後に、ちょっと気が早いかもしれませんが次回作の話です。

 

次回作はゾンビもので行きたいと思います。孤島でパンデミックが起こって、そこでトリガーハッピーでスレンダーな女性と、それになぜかついていく男の子の話。おねショタ?

もうプロットというか、思いついたアイディアを書いている途中です。いつになるかは未定です。

途中で短編でも出そうかと考えましたが、たぶんこっちに注力するかも。