山形県と仙山線しかない世界より⑥ ~表紙作成と原稿見直しと~
表紙作成中。
人は線を整える、服のしわを入れる、表情を入れる、手を入れるくらいで完成です。変に精巧な人のイラストを描くつもりはありません。
ここにあとはフォント、なにか背景にアクセントも付けたいところですが、一番悩むのは配色ですね。フォントの種類、レイアウトなんかも素人なので心配なところはある。
そこで図書館から色々借りてきました。
・いちばん面白いデザインの教科書
・魅せる日本語のレイアウト
・配色共感マップ
めぼしいものはこれくらいかなと。
いやあ読むと気づかされることがあります。今までなにも考えず表紙を作っていたんだなって。
グラフィックデザインの配色は、調和からくる安心感と対比からくる緊張感のバランスを考えなければならない。
ただネットで情報を集めるだけで知るのは無理だったと思います。なんかふわっとしたイメージがしっかり言葉にされた感じ。これは大事。
例を挙げていろんな表紙や配色が紹介されてるのもいいですね。全てにおいて言われているのはバランスでした。それを崩すのもまた一興なのですが、基本はバランス。決まった法則があり、きちんと学問が成り立つ理由がわかります。いや、本当に今まで何をしていたんだという話。
もちろん短い時間で全てを吸収するのは無理ですが、なんとか表紙を形にしたいです。
これを機に過去作の表紙を考えるのもいいかもしれません。まずは「止まない霧」ですね。ちょっと表紙が残念ですし、最近ちまちまとダウンロードされているので直さないとなと常々思っておりました。これを直すのは、新作を出版してからです。
新作は二月末に出します。よほどのミスでも見つからなければその時に出します。ぜひ楽しみにしてください!
山形県と仙山線しかない世界より⑤ 初稿が完成したという報告
ようやく新作の初稿が完成しました。計28万字。くぅ~疲れました。この三日間で2万5千字書いた辛さを私は忘れない。
いつ出版するのかはまだ未定です。表紙次第、推敲の進み具合です。
ただ、推敲に関しては書いている間もしていたので、こちらの方は早く終わるかもしれません。問題は表紙…!こちらは悩ましい。
推敲、見直しの方向としては、まず推理に瑕疵がないか、説明ばかりで話が冗長してないか、などを中心に見ていきます。がんがん削ってやります。
今回はプロットの時点から今までのものとやり方を変えました。簡単に言えばより精緻に組み立て、物語の流れなどを意識して書いたのです。ここら辺を失わないように気をつけたい。エンタメ性は保っていきたいのですが、これは蓋を開けてみなければ、第三者の目がなければわかりません。もちろん誤字脱字も頑張って取ります。
できれば二月下旬に出したい・・・。もしかしたら三月上旬になるかもしれない。二月中に出せるように頑張ります!
『このセルパブがすごい! 2018年版』を読んでの感想。
先日発売されました 『このセルパブがすごい! 2018年版』を読みました。
- 作者: 『このセルフパブリッシングがすごい!』編集部
- 出版社/メーカー: 『このセルフパブリッシングがすごい!』編集部
- 発売日: 2018/01/29
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
いや、まず一言目に申し上げたいのが藤崎さんパねえということ。インタビューの熱量が半端ないのだ。読んでみればわかりますが、完全にランキング作を読み込んでいる。質問の仕方とか、完全に内容を理解してなければできないものばかり。もう最高のインタビュアーではないですか。
自分もこの企画には参加しており、少しでも盛り上がればいいなと微力ながら投票とコラムを送りました。そこあたりに書き切れなかったことを今日は書いていきたいと思います。
2017年は特に三人の台頭が印象的でした。
まずはランキング1位 『カドルステイト物語』の守下尚輝さん
ランキング4位 『桜七』の小野寺秀樹さん
ランキング13位 『オカルトトリック』の八槻翔さん
もうこの三人の名前は去年一気に広まりましたね。売り上げがお三方ともとんでもないことになっているから、知っている人もかなり多いでしょう。
このお三方を見ていると、読者って普通に多いんだなという単純な感想が持てます。やはり内容と表紙のクオリティ、ないしプロモーションが成功すればここまで行くという証明はされました。その希望と、ここまで行けるわけないわいやべえや、という危機感の混在した何とも言えない2017年。
個人的には、八槻さんの天空城殺人事件は入って欲しかった思いがある。作者一作品までと勝手に決めていたので、今回は上の作品のみに投票したのですが、ランキングに入ってはいいんじゃないかなと。売り上げ=ランキングになんて絶対になってほしくないのですが、読み専や読者の方がもっと投票してくだされば、ランキングには入ったんじゃないかなと。もう一度言いますが、売り上げ=ランキングになれなんて願望はありません。
なんやかんやと言ってきましたが、最後に一言だけ申し上げたい。
このセルパブがすごいで読みたい本に出会ったことです。
これだけは声を大にして言いたい。
何の作品かといえば、それは水瀬はるきさんの『銀幕の声』です。
推しパブの熱意が伝わりました。というか、ジャンルがおそらく似ているためこれは読まねばという気がもりもり湧いてきました。去年目に触れなかったのが不思議なくらいでした。これはもう新作が一段落ついたらすぐに読みます。
最後には色々と藤崎さんの思うところも聞けましたね・・・。投票については思うところもあるのですが、大したものでもないしまた何行も割いてしまうしここらへんでお開きにしましょう。
みなさんもぜひ、この本を読んでみてください。願わくば、惹かれる本にみなさまが出会うことを。
The world where there are only Yamagata and Senzan line
ファンタジー世界の地図が自作できることを知り、ちょっと作ってみました。
inkernateというサイトです。
ここで山形を作ってみました。
再現してみたら上の図のようになってました。新作に出てくる舞台が全部出てますね。酒田港には鳥海山を、尾花沢には最上の巨木を添えて、山形市には県鳥であるおしどりを、米沢には吾妻山と飯豊山を。奥羽山脈も加えて再現度は完璧です。
とある有名ゲームを再現できてみたりできます。
よし、完璧な再現度だ。建物のサイズを変えられることを、当時は知らなかった。
どちらも十分程度でできました。フリーゲームなどで使われているそうです。小説の挿絵にも使えないかなと思いましたが、商用で使う場合は有料らしいですね。詳しくは公式サイトで。
さて、新作の進捗なのですが、一月中には終わりそうもありません。つい先程まで推敲をし、今は21万字です。推敲も兼ねて、主人公がこの時点でどのくらいの情報を保有しているかというのも確認しました。これから詰めに入っていくにあたり、そこらへんが曖昧だなと思い最初から読み込みましたが、これがなかなかよかった。最終章の筆はかなり進みそうです(予定)。
なんとか、なんとか二月中には出したい・・・!
山形県と仙山線しかない世界より④ 舞台について
ついに確信に迫る場面まで書き終えました。ここまで19万字マジ卍。終わりまではあと4~5万字ほどでしょう。一月の終わりまでは完成させたい。マジで。
さて、今回の作品なのですが、山形県が舞台となっております。実際にある土地、場所なども出てきます。
まず山形市の文翔館。大正時代に建てられた山形県旧県庁舎及び県会議事堂を修復した施設です。こちらは物語とは関わりはありません。ただ出るだけ。
次は山形市にある八文字屋です。今日湊かなえさんがサイン会をしたらしい所です。ここでは主人公とヒロインが初顔合わせ的な事をする割と重要な場所。本文にはパーラーがあったり、入口付近に駐輪場がありますが、実際にはないのであしからず。
次は銀山温泉。知る人ぞ知る場所。大正ロマン溢れる温泉街です。山形に観光に来た人にまず薦めたいのはここですね。それくらい素晴らしいところ。ラブひなという漫画の舞台になり、作者もよく通う場所。ある人が泊まった旅館は偽名ですが、その他の名前はほぼ一緒です。
そして小野川温泉。米沢の南西に位置する温泉街。小野小町が由来という場所。ここにもある人物が訪ねてくるのですが、これが結構重要になってくる。
地名は実際のものを使っていますが、建物というと文化財とかそういう物ではない限り別名を使っています。八文字屋、事件のあった土地などは名前を変えています。
こういう場合の名前の使い方、というのはどこまでがいいラインなのかわかりません。こっちの勝手な裁量で名前を変えたりそのまま使ったりしますが、これでいいのかはわかりません。
色んな地名を実際に出した作品はこれが初めてです。瑕疵のないよう頑張っていきたいと思います。
山形県と仙山線しかない世界より③ ~流し切りが完全に入ったのに状態~
新年が明けて早くも半月が過ぎようとしています。みなさんはいかがお過ごしでしょうか。新年が明けた特別感もどこへ行ったのやら。自分が立てた目標も、早くも頓挫してどこかへ行ってしまいそうです。
今回の小説を書くに当たって気をつけていたのは、代名詞、説明的要素を極力使用しないことでした。それが
なんということでしょう
(BGM: TAKUMI/匠「ピアノ」大改造!!劇的ビフォーアフター挿入曲)
あれだけ誓いを立てたにも関わらず、書き進めていくうちにどんどんとボロが出てしまいます。匠によって書かれた文章は、たちまち淡々となってしまいました。ただの淡々ならよいのですが、そこにもう一手間掛けてただの状況説明と成り果てています。
これはヤバいと思い、見直しをして修正を行っております。あれだけ年末年始や書き始めに誓ったくせに何をやっているのでしょう。あの時は本当に身が入っていたのに、今はこの体たらく。手応えはあったのに、今はまるで変わってない。
まさしく流し切りが完全に入ったのに状態
とにもかくにも、今は16万字ほど書き進めています。16万字マジ卍。
ここまで来ればさすがに終わりが見えてきました。犯人確保ももう少しです。山形県に閉じ込められた青年を主人公とした変わった小説ですが、犯人との対峙でちょっとこの設定が生きてくるのです。何を言っているかわからないと思いますが、それは小説の完成をお楽しみにと言うことで。犯人確保の後が地味に長いです。「噂を集めすぎた男」という短編があるのですが、ああいった場面を作るのが夢。現時点ではまだどうなるかわかりませんが。
前半はすごいネガティブなことを言っていますが、ここは誰かに推敲を頼んででも直したい部分でもあります。あと、さすがに意識して後で見直せば直せるものなので、改善はできます。いや、してみせます。
ちょっと気合いを入れるために今回のブログを上げた次第です。今回は短いですが、これで終わりたいと思います。ではこのへんで。
新年のご挨拶
一週間ほど遅れましたが、新年おけましておめでとうございます。心機一転プロフィールを変えてみました。
年末年始はKDP本を読んでました。長編と短編の二つです。少ないですが、自分の小説の設定見直しとかやっていましたので、そこはご愛敬。
なんとか一月中には新作を完成させ、二月には発売となるようにこれからさらに気合いを入れなければなりません。これから事件の佳境に入るんですが、ここからが大変。読者の身になって、説明的にならずに一気に突っ走りたいところです。結構特殊な世界ですので、そこの折り合いをつけたいところ。
話は変わって年末の話。年が明けてから気づいたのですが「21グラムの残滓」の感想をいただきました。
続編を希望する声というのは初めてでしたので、本当に嬉しいです。ですがレビューを見てもわかるとおり・・・大層な設定にひかれて読んだらがっかりしたという声が多数ありましたので、根本的に作品に難があるのは否めないのかなと。正直言ってしまえば、今の所は続編を作るモチベーションはありません。
表紙については痛い所を突かれました。本当に表紙の力は大事だなと思う今日この頃。前回のブログでは色々と目標を書きましたが、もう一つ追加します。
今年発表する小説の表紙、ならびに宣伝の方をもう少しグレードアップします。宣伝の方は数を増やすではなく、もう少しうまいやり方はあるかもと模索中。表紙の方は、もう少しデザインを考えるのと、外注を考えています。過去作、たとえばヴィランズなども表紙を何とかできればいいなと考えております。
以上を目標に今年は頑張ります。2018年もよろしくお願いします。